世界最高高さの超高層免震集合住宅に着工

 
【平成12年4月26日】 大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島 治)はこの度、免震集合住宅としては世界最高となる、高さ135mの建物を含む新川崎(鹿島田駅東部地区)都市型住宅新築工事に着工しました。[発注者:神奈川県住宅供給公社、川崎市住宅供給公社]

 当住宅は地下駐車場として一体化された人工地盤上に地上7階建てから41階建ての7棟の免震建物で構成され、免震装置を地下の人工地盤と1階梁の間に設置します。41階建て建物は世界最高高さの超高層免震集合住宅であり、さらに免震建物の総延べ床面積106,575m2世界最大の規模となります。
 免震構法には当社独自の天然ゴム系積層ゴムと弾性すべり支承を組み合わせた「ハイブリッドTASS構法」を採用しております。この構法では、ゴムにより免震建物の周期を4〜5秒まで長周期化し揺れを抑えることができ、またすべりにより地震のエネルギーを吸収し、高い免震効果を発揮します。従って低層建物から超高層建物まで幅広く適用可能な免震構法です。なお、建物に伝わる地震力が大幅に低減されるので、構造部材断面がよりスリムになり上部躯体費用が低減されます。

 従来の一般的な集合住宅においては居住空間の中に柱や梁があり平面計画上のフレキシビリティに乏しい面がありましたが、当住宅ではFC80〜100N/mm2の超高強度の鉄筋コンクリート柱とプレストレストプレキャスト梁を適用することにより住戸内に柱がない広々とした空間を可能としております。また、構造的な特徴の他に長寿社会対応住宅設計指針に基づいて設計しており、高齢化社会対応、高耐久性仕様などになっております。

 都心部では土地の有効活用や利便性などにより、超高層住宅へのニーズが高まっています。当社では昨年既に地上18階、高さ84.9mの日本最初の超高層免震事務所ビル(仙台森ビル)を竣工しております。今後は超高層住宅に「免震による安全性」「フレキシビリティによる快適な空間」「高耐久性」といった付加価値を付け、積極的に提案を行っていきます。



[参考]
−工事概要−
 発注者   神奈川県住宅供給公社、川崎市住宅供給公
 工事名称 新川崎(鹿島田駅東部地区)都市型住宅新築工事
 所在地 神奈川県川崎市幸区塚越1丁目1番2他
 設  計 大成建設株式会社一級建築士事務所
  株式会社鴻池組東京本店一級建築士事務所
 工事監理 神奈川県住宅供給公社、川崎市住宅供給公社
  大成建設株式会社一級建築士事務所
 施  工 新川崎(鹿島田駅東部地区)都市型住宅新築工事共同企業体
  (代表:大成建設株式会社)
 主要構造 鉄筋コンクリート造
 階  数 地下1階、地上41階、塔屋2階/地下1階、地上7〜13階(6棟)
 延床面積 137,644m2
 住戸数 1000戸