技術者たちの情熱とロマン

―映画『ニッポン近代化遺産への旅』―
 
【平成10年10月12日】大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島治)は、幕末から明治・大正・昭和にかけて急激に進められた日本の近代化に、大きく貢献した産業・交通・土木に関わる建造物="近代化遺産"にスポットを当てたドキュメンタリー映画『ニッポン近代化遺産への旅』(監督=畑中義昭、16ミリ、約60分)を企画・制作いたしました。

 静かに流れる明治の疏水、煤煙に黒ずんだ工場、日本海に臨む鉄橋や離れ小島で灯を点す灯台など、近代化遺産といわれる建造物は、現在もその役目を人知れず果たしているか、あるいは役目を終えて静かにたたずんでいます。  映画では、これらの遺産を丹念に取材して、当時の様々な物語を解き明かしていきます。見慣れた古い工場や倉庫も、奥深い鉱山の遺構もかつての輝きを取り戻し、技術者たちの活気や興奮が蘇ります。
 案内人はイラストレーターで、やさしい語り口で知られる南伸坊氏。ナレーターは女優の檀ふみ氏です。満開の桜の琵琶湖疏水をはじめ、全国各地に残る近代化遺産探訪の旅へと出かけます。

 この映画の中には、旧新橋駅の遺構や琵琶湖疏水の蹴上発電所など、全国に残る数多くの貴重な日本近代化の足跡が紹介されています。欧米諸国ではこのような遺産はかなり以前から、一国の近代化の証として大切に保存し活用していますが、日本では、ようやくこれらを文化財として扱い始めたばかりです。本作品は、貴重な近代化遺産をはじめて正面から本格的に取り上げたものです。
 今日の日本の発展は、様々な先人たちの努力によって達成されました。近代化遺産は、彼等の営みを示す事物と言っても良いでしょう。この映画を通して、当時の雄姿に思いを馳せると同時に、自立して日本の近代産業を興すために、エネルギッシュに努力した技術者たちの、建設に対する限りない情熱とロマンをくみ取っていただければ幸いです。

 本作品の上映会を東京、大阪、福岡、札幌の4会場で開催することになりました。つきましては、多くの方々にご高覧いただきたく、ご案内申し上げます。


『ニッポン近代化遺産への旅』
  1998年/カラー/16ミリ/約60分
  監督=畑中義昭 撮影=坂本誠吾 監修=清水慶一(国立科学博物館)
  出演=南伸坊(イラストレーター) ナレーター=檀ふみ(女優)
  企画=大成建設株式会社 制作=日本映画新社
[上映会日程]

【東京】
平成10年11月10日(火)
開演: (1)14:00/(2)16:00/(3)18:00(開場30分前)
会場: 銀座ガスホール(東京都中央区銀座7-9-15)
TEL 03-3573-1871
◆ 東京会場では、第3回目に講演があります。
出演: 藤森照信(東京大学教授)  南伸坊(イラストレーター)
清水慶一(国立科学博物館) 阿川佐和子(エッセイスト)


【大阪】
平成10年11月20日(金)
開演: (1)15:30/(2)18:30(開場30分前)
会場: フェスティバル・リサイタルホール(大阪市北区中之島2-3-18新朝日ビル内)
TEL 06-203-7027


【福岡】
平成10年11月27日(金)
開演: (1)15:30/(2)18:30(開場30分前)
会場: 電気ホール(福岡市中央区渡辺通り2-1-82電気ビル別館1F)
TEL 092-781-0685


【札幌】
平成10年12月16日(水)
開演: (1)15:00/(2)18:00(開場30分前)
会場: かでる27(札幌市中央区北2条西7丁目1番地 道民活動振興センター)
TEL 011-231-4111


◆ 入場無料

[お申し込み方法]
入場ご希望の方は、往復葉書に希望会場と時間((1)または(2)<東京会場は(3)まで>)、住所、氏名、年齢、電話番号、購読紙名をご記入のうえ、東京会場をご希望の方は10月30日(金)、大阪会場をご希望の方は11月5日(木)、福岡会場をご希望の方は11月10日(火)、札幌会場をご希望の方は11月30日(月)必着で、下記あてにお送り下さい。返信用宛名の記載もお忘れなく。お申し込み多数の場合は、抽選のうえお知らせいたします。なお、葉書1枚につき2名様までご入場いただけます。

[宛先・問い合わせ先]
日本映画新社 「ニッポン近代化遺産への旅」係
〒141-0021 東京都品川区上大崎2-10-17
TEL.03-3442-7251/FAX.03-3442-7360


琵琶湖疏水
琵琶湖疏水[滋賀県・京都府]

神子元島燈台
神子元島燈台[静岡県]

余部鉄橋
余部鉄橋[兵庫県]