ご先祖様も安心!免震立体墓地

―都市部の寺院墓地にハイブリッドTASS構法採用―
 
【平成10年10月12日】大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島 治)は、独自の免震技術を都市部の寺院墓地に適用した、コンパクトな免震立体墓地を提案します。

 最近、都市部の狭隘化に伴い、寺院の墓地も拡張が困難になってきています。場合によっては縮小を余儀なくされている例もあります。また、郊外への移転、公園墓地なども盛んですが、寺院と墓地は本来同じ場所にあるべきです。
 大地震で被害が甚大な地域では地震記録がほとんど得られないのが通常です。計器観測を補うものとして以前から墓石の転倒調査が行われ、各地の地震動の強さの推定に利用されるなど、大地震時には墓石は倒れることが当然視されていました。 転倒した墓石の修復費用も高額です。
 こうした背景から、都市部の寺院を対象に、狭い土地の有効利用と耐震性能の向上をめざして、免震立体墓地を提案するものです。墓地の基礎部分に、独自のすべり支承と積層ゴムを組み合わせた「ハイブリッドTASS構法」を適用し、より大きな免震効果を発揮します。これにより、地震による墓石の倒壊をほぼ防ぐことが出来ます。
 古来、木造寺社建築は屋根が重く、壁が偏在する構造で、大地震の際には倒壊あるいは傾く被害が多く見られます。阪神大震災の際にも神社・寺院に多くの被害がありました。寺院と墓地の免震化で、ご先祖様も安心できるでしょう。

 当社は、すでに寺社を地域防災施設として位置づけた免震寺社建築、「鎮守の森構想」を平成8年8月に発表しています。この構想と免震立体墓地を組み合わせて、地域の防災拠点として機能すべく、都市部の寺院を中心に積極的に展開する予定で す。 


免震立体墓地
免震立体墓地