格子型ブロック耐震壁の普及を促進

―日本建築防災協会より技術評価を取得―

 
【平成10年6月22日】大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島 治)は、既存建物の耐震補強構法として実用化した「格子型ブロック耐震壁構法」の技術評価を、(財)日本建築防災協会より取得しました。これにより、本構法は、その構造的な性能、設計・施工方法の妥当性が公に認められ、鉄筋コンクリート壁や鉄骨ブレースなどの一般的な耐震補強構法と同様な扱いで適用することが可能になりました。

 格子型ブロック耐震壁構法は、鉄板を内蔵した格子型プレキャストコンクリートブロックを、現場で接合し、一体化して耐震壁にする構法です。耐震補強をしても、格子の窓により空調や採光を妨げず、開放感のある室内空間を確保できます。また、部材を軽量化したため施工も容易で、短工期で完成できます。従来の補強方法に比べてデザイン性もあるので、店舗、事務所ビル、学校、病院、ピロティー形式の駐車場を有する集合住宅などの耐震補強に最適です。
 今回、技術評価を取得したことに加えて、デザインバリエーションも充実させました。格子の断面寸法は標準で25cm角ですが、設計条件によりさらに小さくすることができ、四角以外の断面も採用可能です。また、標準1mの格子間隔も可変で、格子を菱形に組むことや、タイル張りやミラー張りの仕上げにすること、さらに格子の間口部にサッシ、ガラスを組み込むことも可能になりました。

 本構法は、平成8年10月の実用化以来、事務所、寮、学校など、これまでに12件の施工実績があります。設計施工物件だけでなく、他社による設計や施工も可能なように技術供与を図ります。





[担当部署:耐震推進部]