近代建築の巨匠と日本の美学との知られざる関係

─映画『フランク・ロイド・ライトと日本の美術』レイトショー上映会のご案内─

 
【平成10年6月3日】大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島 治)は、来たる6月20日(土)から7月10日(金)まで、渋谷のユーロスペースにて、当社制作のドキュメンタリー映画『フランク・ロイド・ライトと日本の美術』(平成9年 16ミリフィルム 62分)の上映会を行います。
 昨年秋、作品完成時に披露上映会を開催しており、今回ご好評にお応えして追加上映をすることとなりました。ぜひ多くの方にご覧いただきたく、ご案内申し上げます。

上映時間; <平日> 21:00〜
<土日> 11:00〜/21:00〜
※ 初日6/20(土)は21:00の回のみ

 本作品は、旧帝国ホテルの設計者として日本人にとっても馴染み深い建築家F.L.ライトと日本の美術との知られざる関係を追った初のドキュメンタリー映画です。 昨年6月にヨーロッパ最大の産業映画祭・ビアリッツ’97にて特別賞、今年5月には、第36回 日本産業映画・ビデオコンクールにて、経済団体連合会会長賞を受賞するなど、国内外で高い評価を得ています。

 20世紀近代建築の巨匠・F.L.ライトのすばらしい空間の創出に浮世絵が強い影響を与えたこと、また彼自身が優れた浮世絵のコレクターであり、今世紀初頭のアメリカにおいて日本文化の紹介に大きな役割を果たしたことはあまり知られていません。このようなライトの知られざる一面を、本編にて世界初公開となった貴重な映像・講義記録テープとともに解き明かしていきます。
 更に、ライト秘蔵のコレクションをカメラに収めることにも成功しており、浮世絵ファンの方も必見です。

 尚、上映会初日6月20日(土)21:00より、上映前に、藤森照信(東京大学教授・建築史家)と増田彰久(大成建設広報部勤務・建築写真家)による、公開記念トークショー『建築探偵がやってくる!』を行います。ぜひご出席ください。

※ 当社とライトの関わりは、帝国ホテルの創設者の一人であり、当社の創業者でもある大倉喜八郎が、設計をライトに依頼したことから始まっています。





フランク・ロイド・ライト Frank Lloyd Wright
(1867年6月8日〜1959年4月9日)

ル・コルビュジエ、ミース・ファン・デル・ローエと並ぶ20世紀近代建築の三大巨匠の一人。アメリカ、ウイスコンシン州生まれ。自然と建物と装飾の調和を重視し、環境と一体化した設計を追求する「有機的建築」論を提唱する。代表作に、「草原住宅」と呼ばれるシカゴ近郊の住宅群、帝国ホテル、落水荘(カウフマン邸)、タリアセン、ジョンソン・ワックス・ビルディング、グッゲンハイム美術館など。



制作+監督=ケネス・ラブ Kenneth Love

アメリカ、ピッツバーグ在住。「ナショナル・ジオグラフィック」シリーズの監督及び録音を30本以上手がけ、うち10本がエミー賞にノミネート、2本で受賞を果たしている。「フランク・ロイド・ライトの落水荘」「落水荘:弟子たち」と本作でライト3部作を完結。

撮影: リチャード・K・シュット
編集: ロビン・ハットマン=エリスコ
音楽: ナット・カー
監修: ペニー・ファウラー
出演: ブルース・B・ファイファー(ライト財団ディレクター)/マルゴ・スタイプ(ライト財団研究員)/ジョアン・マーヴィス(浮世絵研究家)/遠藤楽(建築家)/山口桂三郎(日本浮世絵協会理事長)ほか



上映会日程

1998年6月20日(土)〜7月10日(金)
連日夜9時より1回上映(土日のみ朝11時の回あり)

会場 ユーロスペース
(〒150-0031 渋谷区桜丘町24-2東武富士ビル2F
JR渋谷駅南口下車2分 JTB前さくら通り上がる
TEL 03-3461-0211)
併映作品
(21:00の回のみ)
6/21(日)〜6/30(火)「フランク・ロイド・ライトの落水荘」(55分)
7/1(水)〜7/10(金)「落水荘:ライトと弟子たち」(56分)
(「フランク・ロイド・ライトと日本の美術」の後に上映します。)
入場料 1000円均一
会場席数 106(座席指定なし。立ち見まで含めると130名まで入れます。)



公開記念トークショー 『建築探偵がやってくる!』

6月20日(土)夜9時より (別途入場料なし・トークショー後に本編を上映)
藤森照信(東京大学教授・建築史家)×増田彰久(大成建設広報部勤務・建築写真 家)
※ 両氏の共同著書『建築探偵東奔西走』は、朝日新聞社より定価800円にて好評発売中です。