SRC造対応のノンサポート型枠

─薄鋼板使用の梁打込型枠「FF(ファブ・フォーム)工法」を実用化─

 
【平成10年7月23日】大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島治)は日本鋼管ライトスチール(株)(埼玉県熊谷市、社長・岸清司)と共同で、厚さ1.2〜1.6mmの亜鉛メッキ薄鋼板を使用した、鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)造対応型の梁打込型枠工法を開発しました。
 南洋材を使用したベニヤ型枠による在来工法に比べて、仮設資材の削減、建設現場での省力化が進み、地上躯体工事の3割程度の工期短縮が可能です。さらに建設副産物排出量の削減にも有効です。また、工業化により品質の確保も一層確実になります。
 プレキャスト工法と比較しても部材が軽量であることや、梁配筋の自由度が高いなどの施工性がすぐれています。現在、東京支店・都立豊島病院改築工事で実用化しています。

 本型枠工法の特長は、以下の通りです。

  1. 工場であらかじめ薄鋼板を加工し、現場へ搬入します。そのため、生産効率の向上や部材精度の確保、現場作業の省力化、工期短縮が図れます。
  2. 本設の梁鉄骨に吊り下げるため、支保工などの仮設資材を大幅に削減できます。
  3. プレキャスト・コンクリート梁に比べて、1ユニットの重量は梁鉄骨を含んでも、1/5と軽量で扱いやすく、揚重機も小型化でき、輸送の合理化も図れます。
  4. 外付の仮設材がない躯体打込み型枠のため、コンクリート打設後の型枠解体作業がまったく不要で設備工事などの後工程に速やかに移行できます。
 今後、SRC造の建物に積極的に採用する方針です。




ファブ・フォーム工法
  
ファブ・フォーム工法 断面



ファブ・フォーム工法 施工の流れ


ファブ・フォーム建方状況


施工階内部状況