超軽量吸音材を開発

―発泡スチロール廃材を骨材に再利用―

 
【平成10年7月6日】大成建設株式会社


 大成建設(株)(社長・平島 治)は、発泡スチロール廃材を骨材に利用した、超軽量コンクリート吸音材を開発しました。従来製品より吸音性にすぐれ、大幅にコストも削減できます。この吸音材を使用して自動車道路用の吸音性遮音板や壁・天井用吸音板を製品化します。

 今回開発した超軽量コンクリート吸音材の骨材には、ソニー・トレーディング・インターナショナル(株)(本社・東京都港区、社長・秋田治雄)の遠赤外線加熱技術を応用し、発泡スチロール廃材を加熱処理し、品質を安定させたものを使用します。
 この超軽量コンクリート吸音材は、厚さが従来の軽量コンクリート系吸音材の半分程度でありながら、金属系以外では難しかった300〜500HZ程度の低周波レベルの吸音性能を格段に向上させ、実用範囲で高い吸音率を実現しました。また、耐火性についても、コンクリート系であるため燃焼や有毒ガス発生の心配はありません。
 この吸音材をプレキャストコンクリート板に組み込んで、自動車道路用の吸音性遮音板を作成します。この製品は、旭コンクリート工業(株)(本社・東京都中央区、社長・石田良樹)との共同開発によるもので、販売も同社が担当いたします。なお、製品コストについては、従来のコンクリート系製品より30%程度削減できます。

[超軽量コンクリート吸音材の基本的性能]

  • 密度:350〜600kg/m3
  • 圧縮強度:0.5〜6N/mm2
  • 連続空隙:250〜4001/m3
  • 吸音率:400HZ 75%、1000HZ 80%以上




超軽量吸音材の吸音性能


新吸音性遮音壁の側面


吸音試験状況