すべり併用免震建物が延床20万m2を突破!

─当社開発の「ハイブリッドTASS構法」の採用拡大─

 
【平成10年4月1日】大成建設株式会社

 大成建設(株)(社長:平島 治)は、1994年に開発した複合免震構法「ハイブリッドTASS構法」の施工実績を重ねてきた結果、日本建築センターの評定件数で16件を数え、延床面積で20万m2を突破しました。他に先駆けて、すべりを活かした免震構法に着目し、研究開発を重ね、完成させた本構法は、高い評価と信頼を得て、高層ビルや病院などの重要施設やレトロフィット免震などに数多く採用されています。

【「ハイブリッドTASS構法」の効果】
 ゴムによる免震とすべり免震の双方のメリットを組み合わせることにより画期的な長周期化(4〜5秒)を実現し、より高い免震効果を発揮します。弾性すべり支承がすべることで高効率に揺れの減衰効果を発揮します。地震エネルギーを摩擦による熱エネルギーに変換し、発散させることにより建物に伝わる揺れを、より小さなものにしています。
 また、積層ゴム支承と弾性すべり支承を適正に組み合わせることにより、すべり現象の発生をコントロールできるので、小地震から大地震まで高い免震効果が得られます。

【「ハイブリッドTASS構法」の適用範囲】
 ハイブリッドTASS構法は20階建て程度の建物まで適用でき、建物の幅と高さの比も1:3程度まで可能にしています。また平面形状にもとらわれず幅広い用途の建物に対応できます。さらにこれまでにない4〜5秒の長周期化が可能なため、軟弱地盤においても十分な免震性能を発揮します。

【「ハイブリッドTASS構法」のコストパフォーマンス】
 大きな免震効果により建物に伝わる地震力が大幅に減衰されるので構造部材の断面がよりスリム化でき、上部躯体費用が軽減されます。さらにすべりを用いることにより、免震装置自体のコストも低減されます。

 これまでに培った技術と実績を武器に、ローコスト・ハイパフォーマンスな「ハイブリッドTASS構法」を幅広く提案していきます。