リサイクル型枠で環境負荷を低減

─ ベニヤ板に代わる「プラスチック型枠工法」を開発 ─

 
【平成9年12月10日】大成建設株式会社

 大成建設(株)(社長・平島治)は南部化成(株)(静岡県吉田町、社長・佐々木勉)と共同で、プラスチックを押し出し成形した型枠を使用した工法を開発しました。使用後は粉砕処理によりリサイクルできるため、南洋材を主原料としたベニヤ型枠に代わる、環境負荷低減に効果的な型枠工法です。
 本型枠はポリプロピレンを原材料として押し出し成形した製品であり、プラスチック系の押し出し型枠としては初めての工法です。
 環境面の特長としては、

1. ベニヤ板を使用しないため、熱帯雨林の保護に役立つ。
2. 使用後の型枠を粉砕処理して再生でき、リサイクルの推進にも寄与する。
3. 塩素を含まないポリプロピレンを使用しているため、焼却した場合でもダイオキシンなどの有害物質を排出しない。
などが挙げられます。
 施工面では、桟木を付けたベニヤ型枠と比較して、25%軽量で同等の強度を保有しており、取り扱いが容易なため、30%の省力化を実現しています。また型枠の転用回数は10回以上と高く、生産コストも安価なため、20%程度コストダウンできます。
 本型枠は、市販のベニヤ型枠用締め付け部品(Pコン、フォームタイなど)を使用することができ、かつ取り扱いが容易です。型枠どうしは専用金物を使いワンタッチで接続できます。表面が滑らかなためコンクリートの剥離性も優れています。幅は300mmと600mmの2種類で、押し出し成形するため長さは階高に合わせてオーダーメイドでき、加工・組立てなどの労務が削減できます。
 すでに試験施工を終了しており、今後、積極的に展開を図る方針です。

以 上

 

[担当:技術本部技術開発第一部建築工法開発室]