週刊誌コラム
週刊新潮「タワークレーン」
ゲートシティ大崎
JR山手線大崎駅の東側が再開発で一変したことは以前触れたが、そのとき紹介した大崎ニューシティ南に平成11年2月に誕生したゲートシティ大崎を改めて訪ねてみた。ニューシティの出現にも驚いたが、それより12年新しいゲートシティは、まさに巨大ビルの中に形成された街の感がある。
まず、ゲートシティのウエスト、イーストの各24階のタワーは、高さが98メートルでニューシティのビルより14メートル高い。圧倒されるのは、2つのタワーの間のアトリウム、つまり建物内部の広い中庭的空間は、地下1階から地上3階までが吹き抜けになっている。
その上り下りには、壁面が素通しのエレベーターやエスカレーターが利用できる。エスカレーターのなかには、上り用下り用の間が階段状の滝になっているものもある。
もちろん、3階まで各種の飲食店を始めいろいろな店があるので、食事やお茶、買い物が楽しめる。
地下広場と1階の回廊には多くの椅子とテーブルが置かれていて、自由にくつろげる。周囲のコンビニなどで買ってきたものをここで飲食してもさしつかえない。
外の庭を曲面ガラス越しにゆったり眺めることができる1階の「ファーストギャラリー」は特に人気がある。いつも、待ち合わせや仕事の打合せなどで賑わっている。物珍しさにうろうろして出口が分からなくなっても、ところどころに案内嬢がいるので、心配無用。
ニューシティともつながっているが、いったん山手通りに出てゲートシティの外観を眺めてみるのも一興である。3階までの自動エスカレーターが上り下りしていて、毎日2万人が出入りするという玄関口は、まさに壮観というほかはない。
(掲載号:11月08日号)
