週刊誌コラム
週刊朝日「大いに成るほど〜素朴なギモン編」
LNGタンクの中、どうなってるの?
都市ガスを蓄えておく地下タンク、中はいったいどのようになっているのでしょう。
都市ガスは、天然ガスに高圧を加えて液体にしたLNG(液化天然ガス)と呼ばれるもので、貯蔵するときの液体の温度は、じつにマイナス百六十二度にもなっています。LNGは周りの温度が高いと、すぐにまた気体に戻ってしまいます。だからLNGを貯蔵する地下タンクには、気温の影響を受けたり冷気を逃がしたりせず、しかも超低温でも壊れないものが必要になるのです。
地下タンクは、いわば巨大な筒です。この筒が、マイナス百六十二度という超低温を保つことができればいいわけです。ヒントは、保冷機能を持った筒。つまり、巨大な魔法ビンを地下につくるということです。そこでLNGの地下タンクでは、筒の厚い壁の内側にポリウレタン製の保冷材を、さらにその内側にはステンレスの板を据え付けて保冷力を高めています。できあがったLNGタンクの中は、まさに魔法ビンの内部と同じ、ステンレスできらきら輝くカガミの世界になっているのです。
これだけ断熱に気を配ってもLNGの冷気が地中に伝わると、周りの土は凍ってしまいます。土が凍ると体積が増えるので、タンクが押し潰されたり、巨大なタンクが押し上げられるということも起こります。そこでLNGの地下タンクでは、筒の外側と底版(ていばん)という底の内部にヒーター管を付けて、土が凍らないようにしているのです。ヒーターといっても摂氏十度から三十度程度の水が循環しているだけですが、これでも中とくらべれば十分高温。冷たいものを蓄えるためにまわりを温めているなんて、ちょっと意外ですね。
都市ガスは、天然ガスに高圧を加えて液体にしたLNG(液化天然ガス)と呼ばれるもので、貯蔵するときの液体の温度は、じつにマイナス百六十二度にもなっています。LNGは周りの温度が高いと、すぐにまた気体に戻ってしまいます。だからLNGを貯蔵する地下タンクには、気温の影響を受けたり冷気を逃がしたりせず、しかも超低温でも壊れないものが必要になるのです。
地下タンクは、いわば巨大な筒です。この筒が、マイナス百六十二度という超低温を保つことができればいいわけです。ヒントは、保冷機能を持った筒。つまり、巨大な魔法ビンを地下につくるということです。そこでLNGの地下タンクでは、筒の厚い壁の内側にポリウレタン製の保冷材を、さらにその内側にはステンレスの板を据え付けて保冷力を高めています。できあがったLNGタンクの中は、まさに魔法ビンの内部と同じ、ステンレスできらきら輝くカガミの世界になっているのです。
これだけ断熱に気を配ってもLNGの冷気が地中に伝わると、周りの土は凍ってしまいます。土が凍ると体積が増えるので、タンクが押し潰されたり、巨大なタンクが押し上げられるということも起こります。そこでLNGの地下タンクでは、筒の外側と底版(ていばん)という底の内部にヒーター管を付けて、土が凍らないようにしているのです。ヒーターといっても摂氏十度から三十度程度の水が循環しているだけですが、これでも中とくらべれば十分高温。冷たいものを蓄えるためにまわりを温めているなんて、ちょっと意外ですね。
(掲載号:02月18日号)
