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週刊誌コラム

週刊朝日「大いに成るほど〜素朴なギモン編」

目には見えないけれど、部屋の空気って、どのくらい 汚れているのだろう?

 驚かれると思いますが、オフィスや家の中の場合、 空気を汚す要因に呼気があります。つまり、私たちが呼吸して吐き出す息が、空気を汚しているのです。
 空気は、およそ2割の酸素と8割弱の窒素、そしてごく微量の炭酸ガスなどからできた気体です。私たちは、この空気中の酸素を一時間におよそ21リットルを吸い、20リットルの二酸化炭素を出しています。この他にも、建材からでる化学物質やタバコの煙が加わることがあります。たとえキレイに見えても、そこに人がいれば、二酸化炭素で部屋の空気を汚しているのです。
 では、どうすれば汚れた空気をキレイにできるのでしょうか?もっとも簡単で効果的なのが部屋の空気を入れ換える「換気」です。建築基準法では、オフィスの場合には一時間に一人当たり20立方メートルの外気を室内に取り入れるよう定めています。人気のエアロビクス・スタジオでは、多くの人がたくさんの二酸化炭素を出すので、大量の外気を取り入れるよう換気量を大きくしています。一般の家屋でも、一時間に一度は窓を開けて空気を入れ換えることをお奨めします。
 また、できて間もないオフィスや家では、建材や接着剤などからホルムアルデヒドなどの有毒な化学物質がでる場合もあります。この化学物質を少なくするためにも、定期的な換気は非常に有効です。最近の新築住宅では、入居前に室内の温度を40℃程度に上げて、建材に含まれる有毒な化学物質を強制的に出させる方法も試みられています。まるで、サウナに入って、汗を絞り出してしまうようなものですね。

(掲載号:06月02日号)