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週刊誌コラム

週刊朝日「大いに成るほど〜素朴なギモン編」

電磁波って、いったい何のことなんですか?どんなところから出ているの?

 電磁波は、電波や赤外線、紫外線、そしてX線や磁気など、周波数による波長を持つものの波動現象のことで、そのいちばん身近なものが電波です。同じような周波数による波動現象には、光や音があります。しかし電磁波は、光のように見える色が変わったり、音のように聞こえる大きさが変わるということはありません。電磁波は測定器でだけ感じるもの。つまり、私たち人間の五感には作用しない「見えない、聞こえない、感じない」ものなのです。
 私たちの身のまわりのもので電磁波を出しているのが、携帯電話です。携帯電話は、電車内でのアナウンスにもあるように、電源をOFFにしないとペースメーカーなどの機器の作動に影響を与える可能性があります。まだまだ誤解があるようですが、電車の中や病院内では、携帯電話のスイッチは必ずOFFにする必要があります。「電源は入っていても、通話していないから大丈夫だろう」ということはあり得ません。なぜなら、たとえメールを打ったり読んだりしているときやゲームをしているときでも、携帯電話は基地局を認識するために、つねに電波を出しているからです。
 そしてもうひとつ、家庭内にあるもので積極的に電磁波を使っているのが、電子レンジです。約2400メガヘルツという携帯電話の倍近い周波数の強い電波を出しています。電子レンジの扉のガラスに、網目状のモノが入っているのに気が付きましたか?あれは、電磁波を外に漏れにくくしているもので、つまり電子レンジそのものが電磁波を遮断する電磁シールドのボックスになっているのですね。

(掲載号:10月06日号)