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週刊誌コラム

週刊朝日「大いに成るほど〜素朴なギモン編」

超高層ビルの高い階で、携帯電話がつながりにくいことがあるのは、なぜ?

 超高層ビルの上の方の階にいると、見通しがいいので、なんとなく電波が届きやすく感度も良さそうな感じがしませんか?なのに、実際に携帯電話を使ってみると、意外とつながりにくいことが多いのです。それには、電波が強すぎる場合と弱い場合のふたつの理由が考えられます。
 たとえば、受信状態を示すディスプレイにはちゃんとアンテナが3本表示されていて、電波の状態も良好そうなのに、着信しても話そうとすると切れてしまう。こんな経験、あなたにはありませんか?これは、高いところでは複数の基地局からの電波が同時に入ってきて、しかも電波が強すぎるので、携帯電話がどの基地局を選んでいいのか判断できなくなってしまうことから起こる現象です。
 もうひとつが、基地局の位置です。ふつう基地局は、高層ビルの屋上など、ある程度高さのある位置につくられます。そして基地局からの電波は、歩行者やクルマの多い下向きに発信されます。そのため、超高層ビルの上層階など、基地局よりも高い場所では電波が弱くなって、つながりにくくなってしまうわけです。
 一見つながりやすそうに思える場所が、意外とつながりにくい場所だったりする、携帯電話。逆に、いままではつながりにくかった地下街や鉄道のトンネル内などが、どんどんつながるようになってきています。マナーモードが常識になってきた新幹線。座席では着信はわかっても通話はできない状態で、車両と車両の間のデッキに出ると話せるようになれば便利になるし、まわりのお客様にも迷惑をかけることもないので、ますます快適になりますね。

(掲載号:10月27日号)