週刊誌コラム
週刊朝日「大いに成るほど〜素朴なギモン編」
ダムは、コンクリートでしかつくれないのでしょうか?
子供のころ川で水遊びをしていて、河原の石を積み上げて魚を捕まえたことはありませんか?水を完全に止めることはできませんでしたが、けっこう水は溜まったものです。じつは、これと同じような方法でつくるダムもあるのです。
コンクリートを使わずに、ダムをつくる場所の近くにある土や岩石などを材料に積み上げて堤体をつくるダム。それが、フィルダムと呼ばれるダムです。土や岩石などを緩い勾配で盛り立てるため、ダムの基礎となる部分の面積が広く、水圧やダムの自重を分散できます。ただし、近くに材料の岩石や砂利や粘土が豊富にあることが条件です。
まず、ダムをつくる基礎となる部分に長い年月をかけて堆積した土砂や砂利を取り除き、一定の強度を持つ岩盤を露出させます。そしてそこに、コアと呼ばれる水を遮る層をつくります。コアは水を止める重要な役目を担うので、水を通しにくい粘土などを敷き均し、振動ローラーでしっかりと締め固めながら盛り立てます。コアを中心に、周りを砂利で保護していきます。この砂利の層をフィルターといいます。そしていちばん外側には岩石を敷き詰めます。このロック層はコアやフィルターを守るための重石になるので重さと強度の確保はもちろん、盛り立てた後にズレたりすることがないように、振動ローラーなどで十分に締め固めます。このようにコア、フィルター、ロックの3層からなるものを、専門的にはゾーン型ロックフィルダムと呼びます。
こうして本体の断面が、上流側・下流側とも緩やかな勾配の三角形を描き、環境にもマッチした印象的なフィルダムが完成するのです。
コンクリートを使わずに、ダムをつくる場所の近くにある土や岩石などを材料に積み上げて堤体をつくるダム。それが、フィルダムと呼ばれるダムです。土や岩石などを緩い勾配で盛り立てるため、ダムの基礎となる部分の面積が広く、水圧やダムの自重を分散できます。ただし、近くに材料の岩石や砂利や粘土が豊富にあることが条件です。
まず、ダムをつくる基礎となる部分に長い年月をかけて堆積した土砂や砂利を取り除き、一定の強度を持つ岩盤を露出させます。そしてそこに、コアと呼ばれる水を遮る層をつくります。コアは水を止める重要な役目を担うので、水を通しにくい粘土などを敷き均し、振動ローラーでしっかりと締め固めながら盛り立てます。コアを中心に、周りを砂利で保護していきます。この砂利の層をフィルターといいます。そしていちばん外側には岩石を敷き詰めます。このロック層はコアやフィルターを守るための重石になるので重さと強度の確保はもちろん、盛り立てた後にズレたりすることがないように、振動ローラーなどで十分に締め固めます。このようにコア、フィルター、ロックの3層からなるものを、専門的にはゾーン型ロックフィルダムと呼びます。
こうして本体の断面が、上流側・下流側とも緩やかな勾配の三角形を描き、環境にもマッチした印象的なフィルダムが完成するのです。
(掲載号:11月24日号)
