週刊誌コラム

週刊朝日「大いに成るほど〜素朴なギモン編」

高層ビルと超高層の違いは?

高層ビルとか超高層ビルって言いますが、どこに境があるのでしょうか。

 私たちは普段何気なく、高いビルのことを高層ビルとか、超高層ビルと呼んでいますが、どこでどう分かれているかよく分かりませんね。実はこれには明確な定義はないのですが、次のような分け方をする場合があります。
 低い方から順に、何も付かないビル、高層ビル、超高層ビルと分けるのです。高層ビルとは地上三十一メートル以上の建物を指します。ビルの一フロアはだいたい三メートルから四メートルの間ですから、八階建てくらいになるともう高層ビルということになりますね。どうして三十一メートルかというと、これくらいの高さのビルが建て始められた当時、消防自動車のハシゴの届く限界が三十一メートルだったからなのです。つまり、これを超えるビルには、さらに厳しい消防設備が必要だったのです。
 その上の超高層ビルは六十メートルが境になります。これはだいたい十五階建てのビルになります。高層ビル、超高層ビルという高さの、ランクによって、建物の安全を保つための構造や消防設備などの基準が違ってくるのです。
 それでは、超高層ビルを超える高さのビルは何と呼べばよいのでしょうか。現在一番高いビルは超高層ビル。これを超えるものはまだありません。しかし、もっともっと高いビルという夢を追い求める意味も込めて、現在の超高層ビルを大きく超える高さのビルのことを「超々高層ビル」と呼んでいます。もちろん、今は現実に存在するわけではありませんから、構想の上でのお話です。いつの日か建てられる、超々高層ビルの展望台からの眺めは、きっとすばらしいものなのでしょうね。

(掲載号:04月16日号)