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2018年3月期 第2四半期決算説明会 スピーチの要約

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受注について

  • 単体の土木は、環境省発注の中間貯蔵施設やリニア中央新幹線の第一中京圏トンネル(西尾工区)などの注力案件が受注に至り、前年同期比で約22%の増加となった。建築は、前期の新国立競技場などの超大型案件受注の反動減により、前年同期比で約26%減少したものの、羽田空港国際線の増築工事などの受注により、目標を約13%上回った

採算について

  • 連結の利益面については、追加工事の獲得や原価低減などにより、売上総利益以下すべての利益項目において、3期連続で最高益を記録した。今回修正した通期計画は必達目標であり、下期も上期同様の順調な推移が見込まれることから、更なる改善を目指す

バランスシートについて

  • 採算の改善により現預金は増加傾向にあるが、一律に投資を抑制しているわけではなく、優良な開発案件への出資や、空港コンセッションなどの新たな事業領域にも取り組んでいる

おわりに

  • 建設業界では今、建設技能者の高齢化に伴う大量離職時代の到来に備え、建設技能者の労働環境の改善及び確保に向けた、週休2日や長時間労働是正の実現に向けたロードマップを描き、この春から本格的に始動させ、発注者サイドにもこの「働き方改革」に対するご理解が進んでいる
  • ただし、この「働き方改革」の実現は、業界側の生産性向上などの自助努力が前提であり、当社は生産性向上と技術革新への取り組みを総称した「TAISEI i-Innovation」を今年より全社展開し、ICTやロボット活用、無人化施工技術の推進、部材のプレキャスト化などの研究・取り組みを加速させている
  • 私自身、こうした「働き方改革」への取り組みは、建設産業が健全な産業となる分水嶺になるものと認識しており、経営環境が改善した今を千歳一遇の好機と捉え、積極的に取り組む所存