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2013年3月期 第2四半期決算説明会 スピーチの要約

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建設市場の状況と受注について

  • 国内の建設市場は、依然として企業が国内投資に慎重な姿勢を見せているため、がれき・除染を主とした震災関連需要と比べて低迷しており、競争環境は厳しい状態が続いております。
  • そうした状況のもと、中間期の当社の受注は、国内で土木・建築ともに当初目標を上回り、海外における受注時期のズレ込み及び為替影響による大幅な未達を補い、全体として目標を上回ることができました。
  • 通期に向けては、国内需要が弱含んでいるなか、前期に比べて大型プロジェクトが少ないことから、受注目標を達成することは決して容易なことではありませんが、全社一丸となって目標達成を目指します。

復興需要について

  • 宮城・岩手では、がれきプロジェクトの発注が一巡し、福島での除染作業も本格除染に移行しつつあります。
  • また、女川町・東松島市などでは、CM方式による復興プロジェクトも動き出し、復興事業が本格化する期待が高まりつつあります。
  • 当社も、これまで以上の熱意と創意工夫をもって、引き続き被災地の復興に貢献してゆく所存です。

採算面について

  • 中間期の売上総利益は、売上高の減少により目標未達となりましたが、工事の利益率は、土建ともに対目標で好転しました。
  • 利益率好転の原因は、主に、競争激化や物価上昇といった懸念材料が想定ほど顕在化しなかったことによるものです。
  • ただし、期首に見込んだ労務費上昇などの発生リスクは、依然高いと見ております。
  • したがいまして、中間期での利益率は上振れたものの、足もとの競争環境や不確定要素を加味したうえで、現時点では通期の目標は当初通りとしております。

海外事業について

  • カタールのドーハ国際空港の工事が今期で概ね竣工を迎える一方、ベトナムではノイバイ国際空港第2ターミナルの工事がスタートしました。
  • 今後も、このノイバイ空港に象徴されるように、当社の実績のあるエリアで、かつ強みのある分野での受注を推進し、海外事業を収益源と位置づけてゆきたいと考えております。