環境報告環境

地球環境のために

環境経営活動

ISO 6.5.1 環境の概要
6.5.2 原則および考慮点
GRI EN29

新環境方針の策定

大成建設グループは、建設業を中核とした事業を通じて、環境の保全と創造に努め、持続可能な社会の実現に向けて、環境経営を推進しています。大成建設では、ISO14001:2015に準拠した環境マネジメントシステム(EMS)を運用しており、特定したリスクと機会を基に、当社を取り巻く状況の変化に対応し、より事業に沿った環境経営を推進するため、「環境方針*1」を6年ぶりに改正しました。それに基づき、具体的な環境経営目標(大成アジェンダ)を設定し、さまざまな環境リスクや環境負荷の低減と、持続可能な社会基盤の形成に向けた活動を実践しています。

1 2005年7月制定 2017年4月最終改正

2016年度 環境マネジメントシステム推進体制

環境マネジメントシステム推進体制

環境マネジメントシステム推進体制

2 中央安全委員会:2012年度より、環境事故は中央安全委員会の調査・審議事項

環境方針

大成建設は「人がいきいきとする環境を創造する」というグループ理念のもと、自然との調和の中で、建設事業を中核とした企業活動を通じて、良質な社会資本の形成や生活環境の改善に取り組んでいる。
また、持続可能な社会の実現は、人類共通の課題であり、企業として果たすべき使命である。
当社は、これらを環境経営の原点として捉え、グループ会社とともに「環境配慮型社会」の実現に積極的に取り組む。

1. 技術の向上

環境技術を向上させ、建設生産物の全てのライフサイクルで、地球環境への配慮と負荷低減を顧客に提案し、ともに安全・安心で魅力ある空間と豊かな価値を創造する。

2. サプライチェーンとの協働

計画、調達、施工の各段階において、サプライチェーンと一体となり、環境負荷の低減と持続可能な社会基盤の形成に努める。

3. ステークホルダーとの連携

地域社会、行政、国内外のNGO・NPO等とのコミュニケーションを図り、情報の開示や環境課題の解決に積極的に取り組む。

上記を実現するため、「リスクと機会」を適切に認識し、ISO14001に基づく環境マネジメントシステム(EMS)を実践的に活用する。

大成建設の環境経営

組織の内部・外部の課題とニーズ

組織の内部・外部の課題とニーズ

大成アジェンダ

環境経営目標である大成アジェンダの2016年度の達成状況と、2017年度の目標は以下の通りです。

課題 目標 2016年度 目標 2016年度 実績 2017年度 目標
気候変動への
対応
建物運用段階のCO2予測排出量削減 1990年度比
 35%以上KPI
38.9% 1990年度比
 37%以上KPI
建築・土木施工段階のCO2排出量削減 1990年度比
45%以上KPI
原単位17%以上
51.9%
原単位23.3%
1990年度比
47%以上KPI
原単位18%以上
オフィス部門のエネルギー消費量削減 2010年度比原単位
12%以上
19.1% 2010年度比原単位
17%以上
適応策への取組みの推進 3件以上 3件 -
持続可能な
資源利用
建設廃棄物の最終処分率低減 4.0%以下KPI 3.5% 4.0%以下KPI
建築新築工事の重量換算混廃率低減 25%以下 14.6% 25%以下
土木工事産業廃棄物の原単位削減指標低減 1.0未満 0.7 1.0未満
生物多様性の
保全
自然環境の保全や研修の実施及び支援 本社6回以上
各支店1回以上
本社16回
各支店1回以上
本社6回以上
各支店1回以上
生物多様性関連技術の提案と展開 30件以上 42件 30件以上KPI
生物多様性オフセットに向けた取組みの推進 3件以上 6件 3件以上
環境リスクの
低減
建設廃棄物、汚染土壌、工事排水、有害・化学物質、
放射性物質の適正管理
環境事故ゼロ 環境事故ゼロ 環境事故ゼロKPI
環境重点管理書の確実な実施
電子マニフェスト普及率向上 90%以上KPI 94.7% -
サプライチェーン
の環境負荷低減
環境教育の実施 3回以上 5回 3回以上
グリーン調達率の向上 30%以上KPI 30.8% -
設計段階におけるグリーン調達品目の採用 9品目以上 9.8品目 9品目/プロジェクト以上
技術開発の推進 環境関連技術の研究・開発でメディア発表 20件以上KPI 30件 20件以上KPI
総合的活動の
実施
エコモデルプロジェクトの実施 26プロジェクト以上 27プロジェクト 26プロジェクト以上
ZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の提案 10件以上 26件 10件以上KPI

ECO FIRST★の目標は、環境保全に係る取り組みに関して、環境大臣が認定した大成建設の「エコ・ファーストの約束」にも含まれています

* 放射性物質:2017年度からの対象項目

KPIマーク:Key Performance Indicator 主要業績評価指数

大成建設は、2017年度の大成アジェンダにおいて、事業上重要な環境リスク、機会の創出に関連する目標をKPIとして設定し、目標の達成に向けて取り組んでいます。
また、引き続き大規模災害被災地の復旧・復興への対応も日常管理項目として取り組んでいます。
建設業における環境経営の推進は、都市のレジリエンス向上など、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた取り組みとの親和性が高いと認識し、全社に掲示している大成アジェンダには関連の大きい目標のマークを入れています。

中長期目標

  TAISEI Green Target 2020 TAISEI Green Target 2050
  • 建物運用段階のCO2予測排出量を1990年度比40%削減する
    (トップランナー建築として都市型ZEBを普及する)
  • 施工段階のCO2排出量を1990年度比50%削減する
  • 建物運用段階のCO2予測排出量1990年度比80%削減を目指す
    (トップランナー建築として都市型創エネビルの普及を目指す)
  • 施工段階のCO2排出量1990年度比80%削減を目指す
  • 建設廃棄物最終処分率3%以下を目指す
  • 建設副産物の再資源化指標80以上を目指す
  • 建設廃棄物最終処分量0を目指す
  • 建設副産物の再資源化指標100を目指す
  • 生物多様性評価手法の活用と展開
  • 生物多様性オフセットへの参画と推進
  • 自然と共生する社会基盤の整備を目指す
  • 生物多様性を向上する社会の実現を目指す