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大成建設株式会社 代表取締役社長 村田誉之
社会ニーズに応える企業グループを目指して

2015年4月1日に、大成建設株式会社の代表取締役社長に就任しました村田誉之(むらたよしゆき)です。
この「TAISEI CORPORATE REPORT 2015」では、私たち大成建設グループが、社会のニーズに応え、持続的な発展を遂げていくための取り組みについてお伝えします。

大成建設グループは、1873年の創業以来、社会の変化に適応し、社会やお客様の要請に応え、140年を超える歴史を積み重ねて今日に至ることが出来ました。
一方で、国内外で発生する新たな社会的課題や多様化する社会の価値観に対応できるよう、建設業に対しては、これまで以上に様々なニーズが出てくるものと考えています。
その中で当社グループは、社会のニーズに対応する高度な技術開発やノウハウの蓄積などをより一層推し進め、困難な課題にも果敢に取り組んでいきます。

今後とも、社会やお客様にとって新たな価値を創造するとともに、すべてのステークホルダーから信頼され、そして持続的に発展し続ける企業グループとなるべく努力を重ねてまいります。

長期ビジョンは、第3フェーズへ

「人がいきいきとする環境を創造する」。私たちは、1990年に策定したこの「グループ理念」を私どもの企業活動により一層浸透させるために、2010年に理念体系を再構築しました。新たな理念体系では、「自由闊達」、「価値創造」、「伝統進化」の3つを私たち役職員が大切にする「大成スピリット」と定め、当社グループの全役職員が一体感を持ち、「明快で、分かりやすく、共有できる」ものとしています。
さらに2010年に、理念の実現に向けて、当社は長期ビジョン「TAISEI VISION 2020」を策定しました。
4つのフェーズからなる長期ビジョンの第2フェーズである中期経営計画(2012-2014)においては、体制の立て直しから事業基盤を確立することで、当初目標を上回る業績を達成し、また財務体質を計画以上に改善することができました。

私が社長に就任した2015年4月より、第3フェーズにあたる新たな中期経営計画(2015-2017)をスタートさせました。このフェーズにおいては、中長期的な視野に立ち、社会やお客様の要請にいち早く応えるべく、新たな事業構造の構築を強力に推進してまいります。

グループ理念体系図
グループ理念体系図
TAISEI VISION 2020の目指す姿
 「高付加価値型の事業構造への転換」
グループ理念体系図

「建設事業本業の深耕」による企業価値の向上

新たな中期経営計画(2015-2017)では、「建設事業本業の深耕」の基本方針のもと、4つの目指す姿と8つの経営課題を掲げ、足元の旺盛な需要に適切に対応するとともに、2020年以降の不透明な事業環境を見据えて、中長期的な競争力を高めていきます。
現在、日本経済は、緩やかな景気拡大が続く一方で、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて、関連施設や交通インフラの整備、民間建設投資が進められています。こうした建設ニーズを的確に捉え、注力プロジェクトに戦略的に取り組みます。
また、2020年以降のポスト五輪を見据え、高付加価値型の事業構造への転換に向けて、次世代に向けた技術開発を進めるとともに、「リニューアル・リプレイス」、「原子力」、「環境」、「エンジニアリング」および「都市開発」の5分野を注力分野と位置づけ、他社との差別化を図り、企業価値の向上を目指します。
さらに、新興国におけるインフラ需要の急増をビジネスチャンスと捉え、当社の技術的な優位性を活かして、中長期的な事業拡大に取り組んでいきます。

中期経営計画(2015-2017)の基本方針
中期経営計画(2015-2017)の基本方針

社会的課題の解決に向けた取り組み

今日の日本社会は、地球規模の環境問題や、大規模地震や津波をはじめとした自然災害、また少子高齢化による人口減少など、様々な課題に直面しています。
これらの社会的課題に真摯に向き合い、高い技術やノウハウを活用して課題の解決に取り組み、当社グループの持続的な成長につなげていきたいと考えています。
地球規模の環境問題への取り組みとしては、長期環境経営目標「TAISEI Green Target 2050」を掲げ、二酸化炭素の排出量抑制、資源の有効利用、生物多様性の保全等の具体的な目標を達成してまいります。
環境問題に取り組む具体的な技術開発の事例としては、2014年6月、「都市型ZEB®(ゼロ・エネルギー・ビル)」の実現を目指して、技術センター内にZEB実証棟を建設しました。最先端の省エネルギー技術と太陽光発電等による創エネルギー技術により、難易度が高いとされてきた都市部での年間エネルギー収支ゼロを、2015年6月に単体のビルとして初めて達成しました。
今後も、我が国のエネルギー基本計画に掲げられた「2020年の新築公共建築物等でのZEB実現」を目指して、新たな技術開発を推進し、環境問題の解決に貢献していきます。
大規模地震への防災対策技術として、既存の超高層ビルへの長周期地震動対策構法を進化させます。また、津波の挙動や影響を分析する津波実験装置による臨海部施設への津波対策に向けた研究も進めています。
さらに、更新時期を迎える社会インフラの老朽化対策として、独自の劣化診断技術や施工性に優れた補修・補強工法の開発などを進め、私たちの生活や産業を支える社会基盤インフラの強靱化にも取り組みます。
また昨今、建設技能労働者不足の問題が顕在化する中、私たちは、パートナー企業(協力会社)とも連携しながら、新たに研修施設を設置し、建設技能者の人材育成を積極的に推進しています。さらに、最新のICT技術を活用した省人・省力化工法の開発も進め、施工における安全性・生産性の向上にも力を注いでいます。

社会とともに持続的発展を目指す

当社グループが持続的発展を続けていくためには、社会から信頼される存在であり続けなければなりません。すべての事業活動において、ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みを推進するとともに、ステークホルダーの皆様との対話を通じて、皆様の要望に出来うる限り応え、これからの事業活動に反映させていきます。
大成建設グループは、これからも事業活動を通じて、社会的な責任を果たしていくことで、社会とともに発展してまいります。

経営数値目標
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