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CSR / 社会報告【消費者課題】

イノベーションマネジメント

研究開発活動の方針

大成建設グループは、中期経営計画(2015-2017)の基本方針「建設事業本業の深耕」のもと、品質と安全の確保によって、高い顧客満足を得るとともに、安定的かつ持続的成長を目指す姿の一つにしています。経営課題では、「注力プロジェクトへの戦略的な取り組み」「社会基盤整備への積極的な貢献」「次世代技術開発の推進」「注力分野での次世代ビジネスモデルの確立」「国内建設事業の強化」に重点を置き、技術開発を推進しています。
実施に際しては、技術のニーズに対し高度かつ多様性を踏まえ、また技術開発への投資効率を高めるべく、各大学研究機関、異業種企業、同業他社などとの社外アライアンスを積極的に推進しています。
2014年度の研究開発費は110億円となりました。研究開発活動の事例については、次頁にご紹介いたします。

研究開発費の推移

研究開発費の推移

研究開発活動の成果

研究開発に伴う発明やブランドなどの知的財産については、知的財産戦略に基づき積極的な権利化・活用を行い、特許率は89%の高い登録率(2014年度実績、全業種登録率69.3%)となっています。
事業戦略、研究開発戦略、知的財産戦略との三位一体による新技術の開発や作業所の技術支援、知的財産の活用等を通じて社会に貢献していきます。

研究開発活動の成果

社会的課題の解決に向けた技術の権利化 技術センター知的財産部

他社との差別化や社会や事業に役立つ権利を取得するという視点から、特許の出願数を競うのではなく、実際に使われて役立つ技術を出願するようにしています。2014年度は36作業所を訪問し、特許となり得る技術を調査し、権利化しています。今後も、さらに質の高い出願と広い範囲の権利取得を目指していきます。

特許権利(登録)件数
研究開発活動の事例

中期経営計画(2015-2017)の経営課題「次世代技術開発の推進」に重点を置き、技術開発を推進しています。
2014年度の主な研究開発活動事例とその展開について、ご紹介いたします。

LNG関連施設建設に関わる技術
『Dual PC Speed Erection⼯法』

― 工期短縮・設計施工技術 ―

PCLNG貯槽の防液堤構築にプレキャスト型枠を用いることでタンク内側の足場が不要となる『Dual PCSpeed Erection⼯法』を開発し、タンク本体を含む施工の高速化と安全性向上を実現しました。今後、適用効果の高い大型タンクの受注につなげていきます。

PCLNG貯槽の構造概要
ダムのリニューアル向け水中作業機
『T-iROBO UW*』の開発

― 工期短縮・省力化・安全性向上施工技術 ―

作業台船の上から湖底に鉛直に設置したシャフトを昇降して水中作業を行うロボットを開発しました。高橋脚仮設桟橋の削減による省力化・工期短縮や潜水士による水中作業を回避し安全性を向上できます。そのメリットを活かして、天ヶ瀬ダム再開発トンネル放流設備建設工事で適用しています。今後、ダム改修のみならず大水深工事での展開も図っていく予定です。

*UW:under waterの略。

T-iROBO UW作業イメージ(見上図)

T-iROBO UW作業イメージ(見上図)

透水機能を有するコンクリート型枠工
『Wキュアリング』の開発

― 高品質なコンクリート施工技術 ―

コンクリート構造物の長期耐久性向上を追求した排水・湿潤連続養生工法を開発しました。今後、高品質で安全性が高く、維持管理費を軽減する構造物の施工技術として、橋梁やトンネル等への適用を展開していく予定です。

東北中央自動車道長老沢橋に適用

東北中央自動車道長老沢橋に適用

日本建築センター
『特定天井等の脱落防止工法』評定の取得

― 耐震技術 ―

地震時の天井脱落防止技術の開発を進めています。構造体と吊り天井材との間にV字型の斜材を設置する耐震技術『T-Ceiling・V-brace工法』は、新しい告示に対応した日本建築センター評定の第一号となりました。

T-Ceiling・V-brace工法

天井落下防止技術「T-Ceiling・V-brace工法」

一般財団法人・日本建築センターの工法評定を
国内初取得『T-POP*構法』

― 省力化・低コストのコンクリート技術 ―

緊張材の定着領域となる梁端部を鉄筋コンクリート構造(RC)とし、それ以外の梁中央部をプレストレストコンクリート構造(PC)とする当社独自の長スパン梁構法です。
当社の技術ブランド「T-RC+」の主要な要素技術の一つである長スパン梁T-POP構法「高密度配線タイプ」の大梁使用に関する設計・施工法を確立し、省力化と低コストを実現しています。

*T-POP: Taisei Precast Optimized beamwith Prestressの略。

T-POP構法
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